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About Qmonus SDK /2.SDK提供ポリシー

SDK提供ポリシー

Qmonus SDK の各種フレームワークの提供ポリシーについて紹介します。

  • 利用条件
  • バージョン
  • サポート

  • 利用条件

    • Qmonus SDK の各種フレームワークは、公式プラットフォームであるQmonus SDK Lab / Qmonus ValueStream 経由での利用に限定します。(フレームワークのアプリケーションおよびコンテナイメージ単体での提供は行いません)
    v23での提供方針見直しについて

    v22までのリリースではベースOSを含むコンテナイメージでの提供を前提としていましたが、ご利用者側でのOS要件や最新OSのパッチ適用にも柔軟に対応できるように、v23以降のバージョンではフレームワーク提供もいたします。
    ご利用の際は、以下のようにユーザアプリケーションのDockerfileの中でフレームワークをコピーしてご利用ください。
    (詳細は各フレームワークのリリースノートにてご確認ください。)
    なお、コンテナ利用方式も継続でご利用いただけますが、公式コンテナイメージで利用しているOS脆弱性に関しては都度対応版をリリースすることはございません。一方でフレームワークPATCHリリースのタイミングで最新のOSパッチが当たる場合がありますのでご注意ください。
    OSの脆弱性にリニアに対応が必要な場合は、フレームワーク利用方式でのご利用をご検討ください。

    Dockerfile 記載例

    Dockerfile
    ## コンテナリポジトリを指定(プライベートリポジトリのため SDK Lab / ValueStreamからのアクセスに限ります) ARG AXIS_CORE_TAG='v23.1LTS' FROM asia.gcr.io/axis-gcp-dev-46876560/axis:${AXIS_CORE_TAG} as axis ## リリースノートで共有する検証済みOSを参考にご利用者にてOSを選択してください FROM python:3.9-slim-buster ## フレームワークをコピー WORKDIR /root COPY --from=axis /root/axis-stable /root/axis-stable ## 必要なモジュールをインストール(ドキュメントにて必要なモジュールを確認してください) ARG pip_install_options='' RUN set -x \ && pip3 install ${pip_install_options} --upgrade pip ENV LANG ja_JP.UTF-8 WORKDIR /root/axis-stable

    バージョン

    SDKのフレームワークは独自のバージョニングルールでリリースを行います。(一部、開発・試験用ツールを除く)

    • Majorリリース(1年に1回程度)

      後方互換のない仕様変更や実行環境・データベースバージョン、依存するモジュールの変更を伴う場合があります。実行環境バージョンや、サポート対象の OS / DBバージョン、依存モジュールに変更がある場合は、リリースノートにて詳細を記載します。またアプリケーションコードの変更が必要な場合は、マイグレーションガイドで案内します。バージョンアップ時には必ずリリースノートやマイグレーションガイドを確認し、必要に応じてアプリケーションの修正を実施してください。

    • Minorリリース

      依存するモジュールの変更を伴う場合があるため、モジュールに依存する一部機能の動作に変更が生じる場合があります。依存モジュールに変更がある場合は、リリースノートにて詳細を記載します。またアプリケーションコードの変更が必要な場合は、マイグレーションガイドで案内します。バージョンアップ時には必ずリリースノートやマイグレーションガイドを確認し、必要に応じてアプリケーションの修正を実施してください。

    • Patchリリース

      基本的にバグ修正リリースであり仕様変更、機能追加は含まれません

      ※1 ただし、後方互換のあるモジュールの更新等が含まれる場合があります。
      ※2 ただし、起動パラメータの追加や、関数の引数追加、あるいはGUIのボタン追加など、既存機能には影響しない軽微な機能追加が含まれる場合はあります。

    リリースで含まれる(可能性のある)変更要素

    release 実行環境バージョン
    (python/node)
    サポート
    OS / DB
    依存module
    (pip/npm)
    仕様変更 機能追加 バグ修正
    Major
    Minor - - -
    Patch - - ※1 - - ○ ※2

    サポート

    • Majorバージョン毎に初回リリースから2年のサポート期間を設定しています。Minorバージョンのリリースによりサポート期間が延長することはありません。
    • サポート対象のバージョンに不具合が見つかった場合には、修正版のPatchバージョンをリリースします。サポート期間を過ぎたバージョンの利用も可能ですがPatch提供の対象にはならないため、プロダクション環境では必ずサポート対象バージョンを利用するようにしてください。
    • Minorバージョンリリースは最新のMajorバージョン(Activeバージョン)が対象になります。(機能追加は最新のMajorバージョンにのみ実施します。)
    • Minorバージョンリリースで依存するモジュールの変更がない場合は、以前のMinorバージョンへのPatchリリースは行わず、新たなMinorバージョンのPatchのみリリースする場合があります。

    リリースとサポート期間イメージ

    どのバージョンを選択すればいい?

    基本的に最新バージョンの利用を推奨します。お使いのバージョンの最新Patchリリースを利用してください。

    3.SDK Lab提供ポリシー