スペックと推奨構成
FrontTesterのスペックと推奨構成について説明します。
pod スペック
Qmonus SDK Lab からFrontTesterをデプロイする場合、下記のCPUとメモリを必要とします。
requests | limit | |
---|---|---|
CPU | 125m | 2000m |
Memory | 512Mi | 2Gi |
1シナリオでの試験実行可能時間について
試験の中身によってメモリの高騰率は異なるため、一概には言えませんが、概ね1hを目安に試験を作成してください。
1hを超える場合は下記のブラウザ再起動を導入することを検討してください。
なお、試験時のメモリ使用量はedwow podから確認することが可能なため、実際のメモリ逼迫などは各開発環境のpod状況を確認ください。
テストの消費メモリ削減と試験実行時間について
FrontTesterでは、v22.2までのE2E Testerに比べメモリの消費率の低下を実現していますが、1h以上の長時間試験をした場合、メモリ使用率が増加し、
FrontTester PodがOOM Killされてしまうことがあるため、下記2つのオプションを用いて試験中にブラウザ及びplaywrightを再起動する仕組みを導入しています。
Test Options > reuseCount
reuseCountはテストの再起動を行う頻度を指定します。
例えば、reuseCountを3にした場合、3jsファイルの試験を実行した後、テストが再起動されます。
再起動後はInitTestsのファイルを実行した後、続きのテストファイルを実行します。
Test Options > initTests
initTestsは初回実行テストファイルを指定します。
ここでの初回実行とは、シナリオの一番初めとreuseCountによってテストが再起動した際の一番初めの2箇所を指します。
推奨再起動時間
30mに一度程度、再起動をすることを推奨します。
任意のタイミングで再起動をすることはできませんので、テストの分割などを考慮いただければと思います。
reuseCountによる再起動を行わない場合、試験の最大実行時間は1hになるように設定ください。
*本機能では、ブラウザ再起動によりセッションがクリアされてしまうため、ログインやブラウザ側のセットアップをinitTestsでし直す必要があります。
*各jsファイルがTOPから動作することを前提としていない(前のjsファイルの続きのページからスタートする)構造の場合、新たに各jsファイルの先頭で試験対象ページまでの遷移を実装する必要があります。