Qmonus SDK v23.2LTSマイグレーションガイド(2023/11)
SDK Core
Core側で使用するpip moduleの変更について
pysnmplib 5.0.20 → 5.0.21
https://github.com/pysnmp/pysnmp/releases/tag/v5.0.21
- すでに提供しておりますv23.1LTS-patch20230523以降のバージョンにて、pysnmpのバージョンが5.0.21へ変更されております。
tosca-parser 2.7.0 -> N/A
kubernetes-asyncio 24.2.2 -> 28.2.0
https://github.com/tomplus/kubernetes_asyncio/blob/master/CHANGELOG.md
pydantic N/A -> 1.10.4
aiobotocore N/A -> 2.5.0
ベースイメージへのパッケージ追加について
ベースイメージにcurlを追加します。
SDK Core マイグレーションについて
v23.2LTSでは、DAG/Closedloopを新規利用/継続利用するプロジェクトでのみマイグレーションが必要となります。
サポートするミドルウェアのバージョンに関して
v23.2LTS以降ではサポートするミドルウェアのバージョンを規定します。
- サポートするミドルウェアバージョン
- MySQL
- 5.7, 8.0
- PostgreSQL
- 12, 15
- redis
- 6.2, 7.0
- MySQL
DAG, Closedloopを新規/継続でご利用いただく場合
プログラミングガイドに記載の通り、SDK Coreで使用する下記のDBテーブルスキーマが変更されています。v23.2LTSでのschemaに移行するためには、該当のtableをdropすることで次回のplugin install時に新しいスキーマでDBテーブルが作成されます。新規で利用をする場合には該当tableのdrop、継続利用する場合は該当tableのdropおよび必要なデータについて、再作成されたDBテーブルに対してmysqldumpやバックアップデータを使用したリストアの実施をお願いいたします。
- schemaの変更が実施されているCoreで使用するDBテーブル
- closedloop
- closedloop_report
- dag_progress
schemaの変更内容については、リリースノートをご確認ください。
https://docs.sdk.qmonus.net/release/v23.2LTS/
SDK Core で使用しているKubernetes APIについて
以下はSDK CoreのKubeオブジェクト、ClosedLoop機能で使用しているKubernetes APIとk8sバージョンの対応表です。
k8sバージョン | v1.26 | v1.27 | v1.28 | v1.29 | v1.30 |
---|---|---|---|---|---|
v1/Configmap | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
v1/Secret | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
batch/v1/Job | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SDK Portal マイグレーションについて
routingのmodeのデフォルト値の変更について
routingのmodeのデフォルト値がappendからoverrideに変更されました。
ユーザによって生成されたroutingで以前と同様にappendを使用したい場合は以下を対象のroutingに追加する必要があります。
mode: append
v23.2はv23.1の機能追加リリースとなり、依存するpip moduleの変更を含みますが当該変更に対してフレームワークの動作に変更がないことを機能試験により確認しています。v23.1を既にご利用頂いている場合はアプリケーションコードの変更なくv23.2へのバージョンアップが可能となります。今後はv23.1ご利用者からの不具合申告に対してv23.2のPatchとして提供いたします。
v22系バージョンからのマイグレーションについて
SDK Core / Portal
- v23.1LTSへのマイグレーションガイドを参考に、アプリケーションコードや設定変更を実施してください。